2023.5.17

『飛高専塾』〜国立高専の学力問題を分析(歴史編)〜 

飛高専塾 吉川先生

飛高専塾 広島駅前本校 吉川先生

勉強が苦手な生徒でも分かりやすいよう"仕組みを徹底的に言語化"して伝えます! 問題の根本を理解することで、応用問題にも対応できる力を身につけて、本質的な学力向上が図れる指導を意識しています。 また、生徒一人ひとりとコミニュケーションを積極的に取りながら、一人ひとりの生徒と二人三脚で勉強に向き合い、『苦手を得意に』をモットーにご指導いたします。

1.『歴史』が得意な人と苦手な人の違い


いきなりの質問ですが、
あなたは『歴史』は得意な方ですか?
それとも、苦手と感じますか?

まず、『歴史』が得意な人に共通した傾向で暗記が得意という傾向があります。


大前提として、社会(地理・歴史・公民)は『知識の勝負』となる科目です。そのため、暗記をすることは必須条件と言えます。

さて、先程の歴史が得意か苦手かの質問で、苦手と答えた方の中に、『暗記するのは得意だけど、歴史は苦手なのはなぜか』と感じている方がいると思います。

そのような、暗記はできるのに歴史で点数を取れない人の特徴は『正しい暗記』が出来ていないということが挙げられます。

歴史が苦手な人の暗記は、ただひたすら一問一答などを通して、出来事や登場人物のみを覚えようとします。

一方、得意な人は、一問一答は、もちろんそうですが、きちんと時代の流れを理解しながら、なぜその出来事が起きたのかなどを暗記していくのです。

飛高専塾では、『歴史』を学習する中で、それぞれの出来事について、なぜ起きたのかをまとめる事を実施しています。

では、なぜ、時代の流れを沿って暗記することが良いのかを次のテーマで説明します。

2.『テストの歴史』と『入試の歴史』の違いとは


まず、あなたは『高校入試』と『定期テスト』における勉強方法は同じで大丈夫だと考えますか。異なるべきと考えますか。

答えは、異なるべきです。

なぜかというと、定期テストでは出題範囲が絞られ、その限られた範囲の中を勉強すれば、点数が取れるものとなっています。 

しかし、高校入試では、出題範囲が中学で習う全てになり、膨大な範囲に対して勉強をしなければなりません。

具体的に、歴史に置き換えて考えてみましょう。

定期テストの歴史では、長くても1度のテストで200〜300年間の範囲が出題されると思います。

それが、高校入試では、基本的に縄文・弥生時代〜現代までの少なくとも2000年以上の範囲から出題されます。



そうなると、定期テストに比べ、高校入試は膨大な量の出来事や人物について暗記しなければなりません。

2000年以上の出来事や人物名について、あなたは完璧に暗記することはできますか。

しかし、ほとんどの方は完璧に暗記することが、難しいと思います。

だからこそ、歴史は時代の流れをつかみ、出来事の理由を知ることが大事なのです。大まかな時代の流れを知ることで、そこから起きた出来事の年代を推測することができます。

そうすることで、2000年以上の全ての出来事を暗記する必要は無くなり、歴史をもっと簡単に考えることができます。

また、時代は繰り返しです。ある出来事が起きた理由を知ることで、その時代がどのような時代なのかを知ることができます。

定期テストでは点数が取れるけど、模試では取れないと悩んでいる方は、ぜひ、歴史は時代の流れを掴みながら覚えるという事を意識してみてください。

3.『公立高校入試』と『高専入試』の歴史の違いについて


さて、先ほどまでの内容で、定期テストと高校入試の違いについて長々と説明させていただきましたが、ここからが本日の本題です。

公立高校入試と高専入試の歴史は何が違うのか。

それは、ズバリ『知識量』です。

どういうことかと言いますと、高校入試に比べ高専入試の歴史では求められる知識量がとても多くなっています。

以下の問題をご覧ください。
(受験生の方は解けるかどうか挑戦してみよう!)

国立高等専門学校機構 過去問から引用

上記の問題は、令和3年度に行われた高専入試の社会の大問4になります。

さて、挑戦してみた方々、問題を読んでみてどう感じましたか?

出てきた地名や人物名、出来事が全て知っていた方は、かなりの歴史マニアと言えるでしょう。

ほとんどの方が、知らない地名や人物名、出来事があったと思います。

ただ、このレベルが国立高専が受験生に対して求めるレベルなのです。

特に大問4の問3に注目してください。

この問題は、まず①説明文から人物を当てる。
次に、②年代別に並べかえる。そして、③人物と関連のある寺社を選ぶと、答えを導きだすために3つのステップを考えなければなりません。

2つ目まで、上手く選ぶことができた人でも3つ目の人物と関連のある寺社を完璧に選択出来た人は少ないと思います。

ア〜オの選択肢の寺社で、分かりやすいのはイ:本能寺、ウ:厳島神社ですね。

公立高校の入試では、このどちらかが答えとなるような問題が出題されると思います。

しかし、国立高専では、あくまで選択肢に過ぎず、答えはイ、ウ以外のものになります。

国立高専の歴史問題の難しいところは公立高校入試に比べ、さらに深い知識が必要になります。

問題のア:鹿苑寺とオ:慈照寺がその典型的な例となっています。

この書き方では、誰と関連しているお寺なのかは難しくなっています。

ですが、この2つの寺は皆さんも知っているある有名なお寺の正式名称なのです。

それは、ア:鹿苑寺→金閣寺、オ:慈照寺→銀閣寺です。

さぁ、これで誰と関連しているお寺かはお分かりですよね。

このように、国立高専の歴史問題では、中学校の授業で習う知識より、もう1つ深い知識を追求してきます。


学校の教科書などの端に書いてあるような部分を出題してくるので、しっかりと知識の引き出しを増やしていくことが重要になってきます。


ここまでの話から、歴史問題は定期テストと入試問題は異なる勉強方法で行いましょう!
さらに、公立高校入試と国立高専入試も異なる勉強方法が必要であることを書かしていただきました。

ここまで、話していくと『特殊な国立高専の受験勉強はどうすればいいのか。』と思いますよね。

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✳︎

[開催方法]対面orオンライン
[開催日] 2022年11月19日(土)
      (オンラインは別途)
[試験科目]数学・英語・理科・社会・国語
[受験料] 5000円(税込)
[会場]  飛高専塾 広島駅前校
      〒732-0804
      広島市南区西蟹屋4丁目4-26 1階

□受験お申込み手順

*対面*
お申込み窓口から公式LINEを追加していただきますと、受験料のお支払い方法と試験前後の流れをご案内致します。

*オンライン*
対面同様、まずはお申込み窓口である公式LINEを追加していただき、ご案内に沿って手続きをお願い致します。
また、オンライン受験の場合は、受験料のお支払いが確認出来次第、試験問題を送付させていただいての受験となりますので、受験期間を設けています。原則、受験期間内に試験を実施していただきますよう、宜しくお願い致します。
(なお、オンライン受験をご希望の方は、ご自宅で受験していただきます)

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